松下奈緒さん演じるゲゲゲの女房「村井布美枝」が婚活女性に大人気。献身的に男性に尽くしたいけど…？

[ 2010/10/08 ]

著書のセレブ妻になれる人、なれない人－年収1000万円以上の男性と結婚できる人の小さな習慣でセレブと結婚できる女性を分析した白河桃子さんが、雑誌プレジデントの2010年10月4日号で「出世させる妻かどうか」という観点で女性の「4タイプ分析」を行っています。

この秋、NHKの連ドラ、「ゲゲゲの女房」が高視聴率で終了しました。貧しくとも旦那さんを必死に支え、尽くした松下奈緒さん演じる「村井布美枝」。この「村井布美枝」のように、夫を献身的に支える妻になりたい婚活女性が急増中とのこと。

4タイプ分析は以下のようになっています。「昭和型」、「ゲゲゲの女房型」は「夫頼み」、「同類婚型」、「プロデューサー型」は、「共働き」。「プロデューサー型」と「昭和妻型」は夫を管理し、「同類婚型」と「ゲゲゲの女房型」は、夫を放任という形になります。

「ゲゲゲの女房型」は、夫のために尽くし、まさに内助の功に徹する妻。夫の仕事の邪魔にならないように生き、お金の管理は夫、そこから生活に必要な分をもらうという形。しかし、現実には、ずっとゲゲゲの女房型に徹していけないので、いつのまにか昭和妻型になっていくというタイプ。

昭和型は家計を妻が管理する、強い「お母さん」のイメージ。夫にはお小遣いを渡し、不況となり収入が減っても、生活レベルは落とさず、自分が働くという考えのない形。お小遣いをやる・・ということなどから、夫は手のかかる長男的な存在になり、いつの間にか夫婦間のコミュニケーションは少なくなり、夫の出世意欲も減退してしまうというタイプ。

「同類型」は、お互いに高収入の共働きカップル。性別によってやるべきことを分担するという考えが薄い。妻が稼いで、夫の留学費用を出すこともある。夫が出世したことで、自らのキャリアを捨てることができる妻はその後セレブ妻になる。

「プロデューサー型」は、妻が夫の才能を見いだし成功にむけてバックアップするというタイプ。夫の仕事にもがんがん口出し。政治家などにはこのタイプの奥さんが多いですね。

このタイプ分けの中で、婚活女性に人気のあるタイプ、こうなりたい・・・と思うタイプが、「ゲゲゲの女房型」。献身的に夫に尽くしてみたいと思っています。でも、献身的に支援したいけれども、そういう男性がいない・・・と、みなさん考えているのです。でもその逆で、男性の方は、そんなに尽くしてくれなくていい、放任してほしいという願いの方が強くなっているようです。

こういう男女の結婚観のギャップが、結婚できない世の中を作り出しているのでしょうか。